現在のベーシックな禁煙の方法チャンピックスの内容

タバコには、吸い込むと血液中の酸素の運搬を阻害して時には生命を失うこともある一酸化炭素、発がん物質として知られるタール、目に入ると失明する可能性があるほど毒性の強いアンモニアなどの数百種類に及ぶ有害物質を含んでいます。このために、喫煙者と非喫煙者とでは10年以上寿命が違ってくるというデータもあります。

しかし、身体に悪いということを自覚していてもなかなかやめることが出来ないのがタバコです。これは、ニコチンの作用によるもので、体内からこの物質がなくなると強い渇望感に見舞われてしまうからです。ニコチンは脳内のレセプターと結び付くことにより、快楽物質のドーパミンを放出します。これにより、精神的にリラックスした状態となるのですが、これが常態化すると不足した時に禁断症状が起きることになります。

このニコチンの作用を利用しているのが、内服薬のチャンピックスです。現在行われている禁煙の最もベーシックな方法で、禁断症状に見舞われることなくタバコから離れることが可能となっています。チャンピックスを服用するとニコチンの代わりに脳内のレセプターと結合して少量だけドーパミンを分泌させるので、タバコを吸わなくても満足した状態となります。

チャンピックス以前のベーシックな禁煙の方法としては、ニコチンガムやニコチンパッチが広く知られていました。これらは、ニコチンだけを補給することによりタールや一酸化炭素などの有害物質から離れるという内容で、さらに口の中の粘膜や皮膚から補給するので依存症になりにくいということがメリットとなっていました、しかし、これらの方法であっても完全に止める時にはニコチン切れによる禁断症状には見舞われてしまいます。これに対して現在のベーシックな方法であるチャンピックスは、ニコチンを補給しない禁煙であり、止める時に苦しむことはありません。